身体を温める
ストレートネック
ストレートネックはさまざまな不調を招きます
近年、ストレートネックの方は増えています。
ストレートネックとは首のカーブが失われ、真っすぐになっている状態です。
ストレートネックになってしまうと首や肩の筋肉に大きな負荷がかかるため、肩こりや頭痛など不調が出ることがあります。
また、首は背骨につながっているため、身体のゆがみを引き起こして全身に影響を及ぼす可能性もあります。
ストレートネックは放置すると改善までに時間がかかってしまうため、早期から対処することが大切です。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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ストレートネックとは?症状・特徴について
symptoms
ストレートネックとは?症状・特徴について
symptoms
首は本来、ゆるやかなカーブを描いています。
カーブが失われ、まっすぐになっている状態がストレートネックです。
ストレートネックの状態や引き起こす症状や原因をみていきましょう。
ストレートネックについて
ストレートネックとは
首の構造と状態
首の骨は、頸椎という7つの骨で構成されています。
この頸椎は横からみると緩やかなカーブを描いています。
このカーブにより、頭の重さを分散しながら支えることができます。
ストレートネックの種類について
ストレートネックは本来あるべきカーブが失われた状態です。
ストレートネックは大きくわけると2つの種類があります。
1つ目は、「筋肉のこわばりによるもの」です。
不良姿勢やストレスなどで首の筋肉がこわばり、頸椎が引っ張られている状態になります。
2つ目は、「頸椎そのものの変形」です。
猫背など不良姿勢によって頸椎が押しつぶされることで頸椎そのものが変形して生じています。
ストレートネックが引き起こす症状
首・肩のこり・痛み
首のカーブが失われると、頭の重さを首や肩の筋肉で支えることになります。
そのため首には過剰な負荷がかかるようになり、筋緊張が生じて首や肩のこり、痛みが現れるようになります。
頭痛
ストレートネックによって首の過緊張が起こると血流が悪くなります。
そうすると、頭に送られる血流が減少し、緊張型頭痛が起こりやすくなります。
手のしびれ
首には腕や手につながる神経が通っているため、ストレートネックによって神経が圧迫されるとしびれ症状が現れることがあります。
めまい・吐き気
ストレートネックによって内臓や循環器をコントロールする自律神経が刺激を受けると働きに乱れが生じます。
自律神経が乱れると、めまいや吐き気、倦怠感などの不調が生じるようになります、
ストレートネックの原因
Cause
ストレートネックの原因
Cause
ストレートネックが起こる原因は、日常の習慣が関係しています。
不良姿勢
猫背など不良姿勢がくせになっていると、背骨にゆがみが生じます。
背骨から首はつながっているため、背骨のゆがみが頸椎の変形を引き起こし、ストレートネックになってしまいます。
首の構造
柔らかすぎる枕や高さのある枕は、寝返りをうちにくいです。
寝返りの回数が減ると首の筋肉が固まり、ストレートネックが起こりやすくなります。
骨盤のゆがみ
骨盤は身体の土台部分です。
骨盤にゆがみがあると背骨から首の骨に影響し、ストレートネックが起こりやすくなります。
骨盤がゆがむ原因は、日常の不良姿勢や長時間の同一姿勢、出産などさまざまなことが挙げられます。
スマホやパソコンの見過ぎ
スマホやパソコンの画面を見ている時間が長くなるほど集中し、頭が前に倒れる猫背になってしまいます。
猫背姿勢の時間が長くなると、その状態で筋肉がこわばってしまうためストレートネックになる場合があります。
スマホが原因でストレートネックになる方が増えているため「スマホ首」とも呼ばれています。
ストレートネックの類似症状
similar symptoms
ストレートネックの類似症状
similar symptoms
類似症状の例
頚椎椎間板ヘルニア
ストレートネックが原因で、頸椎椎間板ヘルニアが起こることもあります。
頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎の間にある椎間板に亀裂が入り、神経が圧迫される病気です。
首の痛みや手のしびれなどの症状をともないます。
頚部脊柱管狭窄症
ストレートネックによって首から背中に存在する脊柱管という神経の通り道が狭窄されると、脊柱管狭窄症を発症します。
脊柱管狭窄症は安静にしていると症状は出にくいですが、動くことで首の痛みや手のしびれ症状が現れます。
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ストレートネックの対処法
APPROACH
ストレートネックの対処法
APPROACH
ストレートネックになってしまうと、簡単には改善しません。
整骨院・接骨院の通院を継続しつつ、日常でもケアして改善を目指していきましょう。
ストレートネックは再発することもあるため、改善後も予防を心がけることが大事です。
首や肩の筋肉がこわばり、ストレートネックが起こっていることも多いです。
身体を温めることで筋肉のこわばりが緩和され、ストレートネックの改善のサポートになります。
また、ストレートネックによって生じている肩こりなどの不調改善にも効果が期待できます。
ストレッチ
ストレートネックの場合、首まわりの筋肉が硬くなっているため、ストレッチで緊張をほぐしましょう。
首を回すなど首のストレッチだけではなく、肩甲骨を寄せるなど、肩まわりのストレッチも行うことをおすすめいたします。
タオルを使った頚椎の矯正
タオルを丸めて首の後ろに置くと、首の前弯をつくることができます。
30秒〜1分を1セットとして、3セット行いましょう。
ストレートネックの予防法
PREVENTION
ストレートネックの予防法
PREVENTION
ストレートネックは、予防しないと再発する可能性があります。
正しい姿勢の意識
姿勢が悪いと背骨や骨盤がゆがみ、ストレートネックを引き起こします。
日頃から背筋を伸ばし、正しい姿勢を維持することを心がけてください。
座るときには骨盤を立てることを意識します。
モニターやスマホの高さ調整
デスクワークでは首が前に倒れることでストレートネックが起こりやすいです。
正しい姿勢を維持するに、モニターの高さを調整しましょう。
目線の高さにモニターを調整することで首の負担を軽減できます。
枕の調整
ある程度硬さがあり、高すぎない枕を選びましょう。
セルフマッサージ
首の筋肉が硬いとストレートネックになりやすいため、セルフマッサージで筋肉を柔らかくしましょう。
入浴後など身体が温まっている状態で行うことをおすすめします。
肩甲骨のストレッチ
肩甲骨が硬くなっていると首まわりの筋肉もこわばり、ストレートネックが起こりやすくなります。
日頃から肩甲骨をしっかるストレッチしましょう。
肩甲骨のストレッチ法
・肩幅に足を開いて立ち、お尻あたりで両手を組みます。
・そのまま胸を張り、肩甲骨が寄るように両手を挙げていきます。
・気持ちよいと感じるところで姿勢を10秒維持します。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
ストレートネックが自然に改善することはありますか?
一度ストレートネックになってしまうと自然に改善することは難しいため、整骨院・接骨院の通院をおすすめします。
ストレートネックはどうやって見分ければいいですか?
壁に背中をつけて姿勢を正した状態で立ち、顎を引いた姿勢で後頭部が壁につくかどうか確認します。
このときに壁に後頭部がつかない場合はストレートネックの可能性が高いです。
ストレートネックが悪化するとどうなりますか?
椎間板ヘルニアを引き起こし、ひどい場合は手術が必要になることもあります。
ストレートネックの初期ではどのような症状が現れますか?
肩や首のこり、倦怠感、首の可動域制限などの症状が現れます。
ストレートネックはどれくらいで改善されますか?
個人差はありますが、3ヶ月~半年ほどで改善されることが多いです。
ストレートネックはどんな年代の人に起こりやすいですか?
ストレートネックの発症に年齢は関係ありません。
お子さまから高齢の方まで発症する可能性があります。
ストレートネックは医療機関と整骨院・接骨院のどちらに行くべきですか?
医療機関では検査ができますが、ストレートネック自体を改善する治療などは行われません。
整骨院・接骨院では筋肉や骨格からアプローチし、症状緩和や再発予防を含めて施術を行えます。
ストレートネックの施術は保険適用されますか?
症状の出方や身体の状態によって異なるため、まずはご相談ください。
ストレートネックになっていると寝違えは起こりやすいですか?
はい。
首にかかる負担が大きいため、寝違えが起こりやすくなります。
子供のストレートネックも施術してもらえますか?
はい、施術可能です。
日常の姿勢や習慣なども関係しているため、日常生活における注意点やアドバイス等も行います。