テーピング
足底筋膜炎
足底筋膜炎を改善しましょう!
足の裏に痛みや違和感がある時は、足底筋膜炎の可能性があります。
足底筋膜と呼ばれる組織が炎症を起こしているような状態です。
「症状が軽い」からと放置していると、歩行に影響することもあります。
早期に改善するためにも、早めの対処が大切です。
こちらでは、
足底筋膜炎の特徴やケア方法についてご紹介しています。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
こんなお悩みありませんか?
足底筋膜炎とは?症状・特徴について
symptoms
足底筋膜炎とは?症状・特徴について
symptoms
足底筋膜炎は、足裏にある筋膜が炎症している状態です。
足底筋膜炎の症状の特徴や原因についてみていきましょう。
足底筋膜炎の症状・特徴
足底筋膜とは
「足底筋膜」とは、足裏に膜のように張られている組織です。
かかとから足のつま先まで伸びており、非常に強い腱で構成されています。
「足底筋膜」は、足裏にあるアーチ構造の土踏まずを支えるという役割があり、歩行時に地面からくる衝撃を緩和させるクッションとして働きます。
足裏の3つのアーチ構造
アーチには接地時に地面からの衝撃を吸収したり、立っているときに身体のバランスを支えたりする役割があります。
・内側縦アーチ(土踏まずのこと)
・外側縦アーチ(小指の付け根あたりにある縦アーチ)
・横アーチ(親指の付け根から小指の付け根にかけて走る横のアーチ)
足底筋膜炎の症状
突っ張り感・痛み
足底筋膜炎が発症すると、足の裏に突っ張り感や痛みが現れます。
好発部位としては、土踏まずやかかとが挙げられます。
症状が軽い段階では、何もしていなければ痛みはあまり出ないですが、押すような刺激を与えると痛みを感じます。
痛みの出方
足底筋膜炎の初期では、朝起きた最初の歩行で痛みが出現し少し動き出すと楽になることが特徴です。
足底筋膜炎の症状は、運動後や夕方など足への負荷が蓄積されたときに発生します。
しかし、悪化すれば安静にしていても痛みを覚えることがあります。
足底筋膜炎の原因
Cause
足底筋膜炎の原因
Cause
足底筋膜炎は、
足底筋膜が硬くなって上手く伸び縮みできなくなることで発生します。
原因には次のことが挙げられます。
繰り返しの足への衝撃
ジャンプやダッシュといった動作は、足への衝撃が大きく負荷がかかりやすいです。
これらの動作が頻繁に繰り返されることで足底に位置する筋膜が硬くなってしまい、痛みや違和感となって現れます。
次のようなスポーツに励まれている方に足底筋膜炎はよくみられます。
・マラソン
・サッカー
・バスケットボール
など
偏平足
偏平足とは、本来あるはずの土踏まずが消失し足の裏が平らになっている状態のことを指します。
土踏まずは足のクッション的な役割を担っているため、偏平足の方は足底からくる衝撃を受けやすく症状がみられやすいとされています。
偏平足の原因には、加齢や筋力の低下などが挙げられます。
靴の影響
足の裏は思っている以上に日常的に衝撃を受けているものです。
にもかかわらず、底が薄かったりインソールが入っていなかったりする靴を履いていると足底にダメージが蓄積されてしまいます。
その結果、足底腱膜を痛めてしまい症状の発症につながります。
肥満
自身の体重はそのまま負担となって、足底へ伝わります。
身長や骨格に対して通常以上の体重の場合、その負担がより大きくなり足裏を痛めやすくなってしまいます。
足底筋膜炎の類似症状
similar symptoms
足底筋膜炎の類似症状
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類似症状の例
踵骨の疲労骨折
スポーツによる繰り返しの負荷で生じた、かかとの骨の疲労骨折です。
足をついたときの痛みや、かかとの圧痛がおもな症状になります。
シーバー病
10歳前後の子どもにみられる、かかとの骨の骨端症を「シーバー病」といいます。
※骨端症とは、骨端線(成長軟骨)に炎症や痛みが生じる病気です。
かかとの骨に圧痛や腫れがみられる場合があります。
その他、腰の神経の圧迫やリウマチ、細菌感染などの影響で足裏に痛みが生じているケースもあります。
原因を特定するために、まずは接骨院・整骨院や医療機関で状態を確認してもらいましょう。
症状に対する施術のご案内
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足底筋膜炎の対処法
APPROACH
足底筋膜炎の対処法
APPROACH
足裏は歩く・走るなどの動作によって日常的に負荷を受けやすい部位です。
悪化してしまう前に、日常のセルフケアも含めて対処しましょう。
日常の習慣が関係していることも多いため、再発予防も心がけてください。
テーピングをすることによって、負担が軽減され痛みの軽減が期待できます。
正しいテーピング方法は、整骨院・接骨院などの専門家に相談するようにしましょう。
足を温める
足底筋膜炎は、足底の組織が固まっていることが影響しています。
そのため、温めてほぐすことで症状緩和が期待できます。
入浴や半身浴などをしながら優しく手でもみほぐしてあげましょう。
しかし、温めて痛みが増すようであれば温めることを中止して、短時間冷やすようにしましょう。
足のストレッチ
症状が緩和されてきた時期には、足をストレッチします。
柔軟性が高まれば、足底にかかる負担が軽減されて改善・予防につながります。
足底のストレッチ法
①床に座り、足のかかとと足のつま先をそれぞれ手で持ちます。
②足のかかとは固定した状態で、つま先をゆっくり足首に向けて反らします。
③反対側も同様に行ってください。
足底筋膜炎の予防法
PREVENTION
足底筋膜炎の予防法
PREVENTION
足底筋膜炎を繰り返している方、次のようなケアを普段から行っておきましょう。
柔軟性の維持
足の筋肉が硬くなると、足底筋膜への負担が大きくなって炎症を起こしやすくなります。
とくにふくらはぎとアキレス腱はしっかりストレッチしましょう。
ふくらはぎとアキレス腱のストレッチ法
①壁の前に立ち、足を前後に開きます。
②両手は壁を押すようにして、前に出した足をゆっくり曲げて後ろ足のふくらはぎをストレッチします。
③20秒ほど維持し、足を交代します。
筋力の維持
筋力が低下してしまうと足底にかかる負担への耐久力が落ちてしまいます。
筋力を維持するためにも、日頃から適度な運動を継続しましょう。
ウォーキングは足をしっかり使うことができるかつ、継続しやすい運動なのでおすすめです。
関節のストレッチ
足指の関節が硬くなっていると、足底筋膜が起こりやすくなります。
足指をストレッチで日頃から動かすようにしましょう。
グーパー運動
足の指でグーパーを繰り返します。
できるだけ大きく動かすことがポイントです。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
足底筋膜炎は自然に改善しますか?
一時的に症状が緩和することもありますが、再発や悪化を招く場合があります。
自己判断せずに整骨院・接骨院へご相談ください。
足底筋膜炎を放っておくとどうなりますか?
骨棘という骨がトゲ状になったものが形成され、痛みが増すことがあります。
足底筋膜炎の場合、どれくらいの期間安静にすればいいですか?
痛みが落ちつくまでの期間となり、目安は数日~1週間ほどです。
足底筋膜炎のときに避けるべきことはありますか?
過剰な運動やトレーニングなど足底に負担のかかることは避けてください。
長時間の立ち仕事の場合、足底筋膜炎にどのように対処すればいいですか?
インソールを使用して足底への負担を軽減しましょう。
できれば少しずつ休憩を挟んで足を休ませてください。
足底筋膜炎が改善するにはどれくらいかかりますか?
個人差があります。
数カ月で改善することもあれば、1年ほどかかることもあります。
足底筋膜炎の施術は保険適用されますか?
痛みの出方や身体の状況によって異なるため、まずはご相談ください。
足底筋膜炎は何歳くらいの人に発症しやすいですか?
中高年に発症することが多いですが、スポーツをしている場合は若年の方にも発症します。
足底筋膜炎の場合、どんな靴を選ぶべきですか?
自分の足のサイズにあっていて、クッション性のあるものを選んでください。
足底を鍛えたい場合、どうすればいいですか?
タオルギャザー運動を行ってください。
大きめのタオルを床にしき、足指の力だけでたぐり寄せる運動です。