安静にする
四十肩・五十肩
肩の強い痛みにお困りではありませんか?
肩の強い痛みがつづく場合、肩こりではなく「四十肩」「五十肩」の可能性があります。
四十肩・五十肩は、肩こりとは異なります。
一定期間痛みがつづくと自然に緩和しますが、肩を一定以上動かせなくなる期間が訪れます。
つらい四十肩・五十肩の症状緩和や早期回復には適切なケアが必要です。
こちらでは、四十肩・五十肩の原因や対処予防法をご紹介します。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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四十肩・五十肩とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
四十肩・五十肩とは?症状・特徴について
SYMPTOMS
四十肩・五十肩は肩の症状ですが、肩こりとは異なります。
四十肩・五十肩の症状の特徴や原因についてみていきましょう。
四十肩・五十肩の症状について
四十肩・五十肩の状態や症状は、肩こりと明確に異なります。
四十肩・五十肩とは
四十肩・五十肩の正式名称は、「肩関節周囲炎」です。
肩関節のまわりに急性の炎症が起こることで、痛みが発生します。
四十肩と五十肩は同じもので、発症する年代によって呼び方が異なります。
四十肩・五十肩の症状
四十肩・五十肩の症状は、3つの時期にわかれています。
個人差がありますが、それぞれの時期が半年ほど継続するとされています。
急性期
炎症による痛みが強く現れます。
夜中に痛みが悪化する夜間痛が生じることもあります。
慢性期
炎症が落ちついてきて、鈍い痛みへと変わります。
肩まわりの筋肉が拘縮し、肩や腕を一定以上動かせなくなります。
回復期
症状が和らいでくる時期です。
この時期に適切に対処しないと再発する場合があります。
肩こりとの違い
肩こりは、肩まわりの筋肉が緊張している状態なので、筋肉の張りやこりなどの症状が現れます。
一方で、四十肩・五十肩は肩まわりに炎症が起こっています。
そのため、肩こりでは起こらないような鋭い痛み、可動域の制限が発生します。
四十肩・五十肩の原因
Cause
四十肩・五十肩の原因
Cause
四十肩・五十肩の原因は明確ではないですが、次のことが関係していると考えられています。
加齢
加齢にともない、身体の組織は老化します。
筋肉や腱などの組織は加齢にともない硬くなるため、炎症が起こりやすくなります。
炎症が起こりやすい状態で日常の負荷が加わり、四十肩・五十肩が発生します。
柔軟性や筋力の低下
運動不足で肩の柔軟性や筋力が低下すると、負荷がかかり炎症が起こりやすい状態になります。
また、不良姿勢など日常の習慣が原因で肩に疲労が蓄積され、柔軟性が低下することもあります。
こうしたことが積み重なり、四十肩・五十肩を発症する若年の方が増えています。
血液循環の悪化
血液循環が悪くなると、筋肉は硬くなって炎症を起こしやすくなります。
血液循環は自律神経によってコントロールされているため、自律神経が乱れることで生じます。
自律神経の乱れは、ストレスや睡眠不足などが原因で起こります。
四十肩・五十肩の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
四十肩・五十肩の類似症状
SIMILAR SYMPTOMS
類似症状の例
肩腱板断裂
腱板が断裂した状態をいいます。
腱板とは、肩甲骨から上腕骨にかけて付着しているインナーマッスルの腱のことを指します。
運動時に痛みをともないますが、四十肩・五十肩とは違い、腕をあげる動作は可能なケースもあります。
石灰沈着性腱板炎
腱板内にカルシウムの結晶が沈着する病気です。
突然肩に強い痛みを生じ、夜間痛がみられる場合もあります。
その他、きっかけが思い当たらない肩の痛みが続く際は、一度医療機関や接骨院・整骨院にご相談ください。
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
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四十肩・五十肩の対処法
APPROACH
四十肩・五十肩の対処法
APPROACH
四十肩・五十肩は、適切に対処しないと回復の遅れや悪化を招きます。
症状に応じたセルフケアで症状の早期改善を目指しましょう。
また、繰り返さないように日頃から予防も心がけてください。
炎症を起こしているため、動かすと炎症が悪化する可能性があります。
できるだけ動かさないように安静にしましょう。
冷やす
痛みが強い場合は、患部を15分ほど冷やしてください。
炎症が抑制され、痛みの緩和が期待できます。
温める
温めて血流が促されることで、筋肉の緊張が和らぎます。
慢性期・回復期は筋肉が緊張しているため、入浴などで身体を温めて緊張をほぐしましょう。
適度に動かす
慢性期には可動域が制限されるものの、痛みは緩和されてきています。
日常生活の動作など無理のない範囲で動かしていきましょう。
回復期には少しずつ動かせるようになっているので、ストレッチなども入れながら積極的に動かすことが大切です。
四十肩・五十肩の予防法
PREVENTION
四十肩・五十肩の予防法
PREVENTION
四十肩・五十肩は改善しても、再び発症することがあります。
セルフケアで予防も心がけましょう。
運動の習慣
運動が不足して柔軟性や筋力が低下すると、筋肉が硬くなって炎症が起こりやすくなります。
日頃から運動することを習慣づけましょう。
ウォーキングやジョギング、水泳など腕を動かす運動がおすすめです。
同じ姿勢を長時間続けない
同じ姿勢が長時間続くと、猫背になってしまうことが多いです。
そうすると、頭を肩の筋肉で支えることになるため、肩には大きな負荷がかかり、筋緊張から炎症が起こりやすくなります。
同じ姿勢が長時間続かないように、デスクワークなどでは合間に休憩を挟んでストレッチなどを行いましょう。
ストレッチ
四十肩・五十肩にならないようにするには、肩まわりの柔軟性を維持することが大切です。
日頃から肩まわりをストレッチで柔らかくしておきましょう。
肩甲骨のストレッチ法
・両手を腰の横に当てます。
・そのまま両肘をゆっくり後ろに引いて肩甲骨を寄せます。
・この動作を10回繰り返します。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
四十肩・五十肩は自然に改善しますか?
症状は自然に緩和されていきますが、適切に対処しないと回復の遅れや再発を招く場合があります。
四十肩・五十肩が起こった場合、どれくらいの期間安静にすべきですか?
個人差はありますが、痛みの強い炎症期の期間中は安静することをおすすめします。
四十肩・五十肩はどれくらいで改善しますか?
炎症期・慢性期・回復期がそれぞれ半年ほど継続し、1年半ほどで改善することが多いです。
四十肩・五十肩が起こったときにやってはいけないことはありますか?
無理に動かすなどして肩に負担がかかることは避けましょう。
寝るときは、痛みのある肩を下にして横向きに寝ると負担がかかるので注意してください。
四十肩・五十肩は片方だけに発症しますか?それとも両方の肩に発症しますか?
片方の方だけに発症する傾向にありますが、時間差でもう一方の肩も発症することはあります。
四十肩・五十肩の場合、どんな動作が難しくなりますか?
高い位置の物を取る、ジャケットの着脱、つり革を持つ、洗濯物を干すなどの動作が困難になります。
四十肩・五十肩になった場合、どのタイミングで整骨院・接骨院へ行くべきですか?
早期から対処することで早期回復が期待できます。
少しでも違和感や痛みがある場合は早急に相談してください。
四十肩・五十肩で肩が自由に動かせない場合、どうすれば動かせるようになりますか?
無理して動かそうとはせずに、焦らず少しずつストレッチで柔軟性を高めていくことが大切です。
40代・50代ではなくても四十肩・五十肩は発症しますか?
はい。
日常の姿勢が悪い場合や運動不足などで柔軟性が低下している場合、若年の方でも四十肩・五十肩を発症します。
肩こりが四十肩・五十肩になることはありますか?
慢性的に肩こりがあると肩まわりが筋緊張して硬くなっているため、四十肩・五十肩の炎症は起こりやすいです。