RICE処置
捻挫・打撲
身近なケガこそ適切に対処しましょう
捻挫・打撲は
スポーツのときだけでなく、転倒や不注意などで発生するケガです。
身近に起こるケガのため軽視されがちですが、放置すると損傷を悪化させる場合があります。
また、
自己判断とは異なり、骨折である場合もあるため注意が必要です。
適切に対処できるように、捻挫や打撲の特徴や対処法を把握しましょう。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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捻挫・打撲とは?症状・特徴について
symptoms
捻挫・打撲とは?症状・特徴について
symptoms
捻挫と打撲は、転倒や衝突などが原因で起こることが多いケガです。
捻挫と打撲が起こった場合の症状や、発生しやすい場面についてみていきましょう。
捻挫とは
捻挫は次のような特徴があります。
捻挫について
捻挫とは、関節を支える靭帯が損傷している状態です。
捻挫の症状と種類は次のとおりです。
捻挫の症状
患部の損傷状態に応じた痛みが生じます。
軽度の場合は靭帯が部分的に伸びているため圧痛や腫れが生じます。
しかし、靭帯の断裂が起こると激しい痛みをともない、場合によっては手術が必要になります。
捻挫の種類
捻挫には、「内反捻挫」と「外反捻挫」の2種類があります。
足苦を外側に捻った場合に「内反捻挫」が起こり、内側に捻った場合に「外反捻挫」と呼びます。
捻挫の多くは内反捻挫です。
打撲とは
打撲は次のような特徴があります。
打撲の症状
打撲は「打ち身」とも呼ばれ、皮膚の下にある筋肉や血管などの軟部組織が損傷している状態です。
打撲による部位ごとの症状は次のとおりです。
手足の甲や指
受傷直後は動かせないほど痛むことがありますが、時間が経過すると痛みが引いてきます。
打撲の場合は動かせますが、骨折の場合は動かせなくなります。
膝
内出血や腫れ、痛みをともないます。
受傷直後は痛みがなく、時間が経過すると痛むようになることがあります。
腰
患部の腫れや痛み、内出血がみられますが、時間の経過とともに緩和されていきます。
骨折をしている場合は寝返りや起き上がることができなくなるほどの痛みをともないます。
お尻
尻もちをついて打撲することもあります。
尾てい骨あたりに痛みを覚えます。
捻挫と打撲の違い
捻挫も打撲もどちらも身近なケガで、誰にでも起こるケガだといえます。
どちらも患部の痛みや腫れ、熱感を覚えますが、打撲の場合は時間の経過とともに症状が緩和されます。
一方で、捻挫の場合は受傷度によっては動かすことができなくなり、痛みが悪化します。
捻挫・打撲の原因
Cause
捻挫・打撲の原因
Cause
捻挫と打撲が起こるメカニズムや、発生するシーンをみていきましょう。
捻挫の原因
足首や指などの関節部分を捻り、その外力によって関節を支えている靭帯が損傷して捻挫が起こります。
捻挫は、スポーツでの衝突、日常生活での転倒などが原因で発生します。
具体的なシチュエーションは、次のようなものが挙げられます。
・転倒したとき指をひねって捻挫した
・段差で転倒しそうになって足首を捻った
・試合中に相手選手と衝突して手首を痛めた
など
打撲の原因
身体を部分的に打ちつけた際に、強い衝撃を受けて筋線維や血管が傷つくことで打撲が生じます。
スポーツや日常生活での衝突や転倒などが原因で発生することが多いです。
具体的なシチュエーションは、次のようなものが挙げられます。
・試合中に相手選手の肘が背中にぶつかった
・自転車から転倒して膝や肘を地面にぶつけた
・ドアの角で小指を打ちつけた
・転倒して尻もちをつき、お尻を地面に打ちつけた
など
捻挫・打撲の類似症状
similar symptoms
捻挫・打撲の類似症状
similar symptoms
類似症状の例
骨折
捻挫や打撲と思っていたら、骨折だったというケースも多く存在します。
次のような症状を感じる場合、骨折の可能性があります。
・関節以外の箇所で骨が大きく動く
・骨がねじれたり折れ曲がったり変形している
・患部にピンポイントで強い圧痛がある
・内出血や腫れが大きく広がっている
・離れた箇所の刺激が患部に痛みとして響く
など
痛みや腫れが強く出ている際は、自己判断で対処をしないようにしましょう。
必ず専門家でみてもらいましょう。
症状に対する施術のご案内
recommend
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次の症状が当てはまる方は「接骨メニュー」へ
次の症状が当てはまる方は「鍼灸メニュー」「整体メニュー」へ
捻挫・打撲の対処法
approach
捻挫・打撲の対処法
approach
捻挫・打撲は放置すると
損傷が悪化する場合があるため、軽傷でも受傷直後から適切に対処しましょう。
また、
症状が緩和された時期も適切な対処すると、早期回復が期待できます。
捻挫・打撲に対して行えるセルフケアについてご紹介します。
捻挫・打撲を発症した際には、代表的な応急処置法である「RICE処置」を実施しましょう。
Rest(安静)
症状の悪化を防ぐために、患部はな極領動かさないように安静にしましょう。
患部に身体のテーピングで自重がかからない姿勢を取りましょう。
Icing(冷却)
炎症を抑えるために、何か冷たいもので患部を冷やしましょう。
冷やすことで感覚を麻痺できるため、痛みを鎮める効果も期待できます。
Compression(圧迫)
腫れが広がらないよう、包帯を巻いて患部を適度に圧迫します。
包帯がすぐに用意できない場合などは、タオルなどで代用するのも良いでしょう。
Elevation(挙上)
患部を挙上することにより、内出血の軽減を図れます。
タオルや紐などを活用して、吊るすような状態が良いでしょう。
温める
炎症が抑制されてくると筋肉や関節が拘縮してしまいます。
患部を温めることで、血流が促され筋肉や関節の柔軟性を高められます。
また、栄養や酸素が届けられることで患部の回復を促す効果も期待できます。
適度な運動・ストレッチ
痛みを感じない無理のない範囲で、適度な運動やストレッチを開始しましょう。
柔軟性を向上させ、可動域を改善することが大切です。
捻挫・打撲の予防法
prevention
捻挫・打撲の予防法
prevention
日常で次の予防を行っておくことにより、ケガのリスクの軽減を期待できます。
ウォーミングアップ
いきなり運動を開始すると、筋肉や関節が硬い状態なのでケガが起こりやすいです。
運動前にはしっかりとウォーミングアップをし、筋肉や関節を柔らかくしておきましょう。
ストレッチ
日頃からストレッチをしていることで、筋肉や関節の柔軟性を高められます。
柔軟性を高めることで急な動きにも対応しやすく、ケガのリスクを軽減できます。
バランス感覚の向上
バランス感覚を高めることで、転倒によるケガ予防が期待できます。
バランス感覚を向上するには、インナーマッスルを鍛える必要があります。
インナーマッスルは普通の筋トレでは鍛えづらいため、整骨院・接骨院での筋トレ指導やEMSの施術をおすすめします。
筋力の向上
筋力を高めると身体の負荷にも耐えられるようになり、ケガのリスクも軽減されます。
日頃から運動することを心がけましょう。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
打撲はどれくらいの症状で整骨院・接骨院へ行くべきですか?
痛みや腫れが強い場合、なかなかが症状が改善されない場合などにご相談ください。
軽症ならば打撲や捻挫は放置しても大丈夫ですか?
軽症でも受傷直後に応急処置をすれば早期回復が期待できます。
捻挫は悪化することもあるので、軽傷でも医療機関や整骨院・接骨院へご相談ください。
捻挫と骨折はどのように見分けますか?
どちらも痛みで患部を動かせなくなることがあり、自己判断は難しいです。
必ず医療機関や整骨院・接骨院へ相談するようにしてください。
腫れがひどい場合はどうするべきですか?
打撲や捻挫ではなく、骨折など他のケガの可能性もあります。
医療機関や整骨院・接骨院へご相談ください。
捻挫が起こった場合、どれくらいの期間安静にすべきですか?
受傷度によって異なります。
軽症であれば数日で回復しますが、重傷の場合は手術が必要になることもあります。
打撲や捻挫の施術は保険適用されますか?
はい。
急性のケガになるので保険適用の対象です。
捻挫・打撲で医療機関に通院している場合でも整骨院・接骨院の施術は受けられますか?
医療機関との併院は可能です。
ただし、同じ箇所の症状には医療機関と同時に保険利用できません。
日常生活でも頻繁に転倒などによる打撲や捻挫が起こりやすい場合、どうすればいいですか?
筋力の低下や身体のゆがみでバランスが崩れていることが考えられます。
筋トレや日常の姿勢の見直しを行いましょう。
捻挫をしたあとにリハビリは必要ですか?
リハビリは早期回復を促すことや、ケガの再発予防につながります。
打撲や捻挫にマッサージは効果ありますか?
急性期にマッサージをすれば損傷や炎症が悪化する恐れがあるため、マッサージは避けてください。