姿勢の見直し
猫背
猫背が身体にくせづいていませんか?
背中が丸くなる猫背になっている方は非常に多いです。
猫背は肩こりや腰痛、頭痛などさまざまな不調を招く原因になります。
猫背がくせづいてしまうと、意識だけで正しい姿勢を維持することは困難です。
また、猫背と自覚していない場合もあり、猫背による不調に悩む方もいるでしょう。
猫背を改善するには身体のゆがみから改善し、日常の習慣も見直す必要があります。
ここでは、猫背の原因や対処・予防法などを詳しく紹介していきます。
目次
contents
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こんなお悩みありませんか?
trouble
こんなお悩みありませんか?
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猫背とは?症状・特徴について
symptoms
猫背とは?症状・特徴について
symptoms
なぜ猫背は起こってしまうのでしょうか?
猫背の症状の特徴や原因についてみていきましょう。
猫背について
猫背とは
猫背とは、背中が丸くなってしまっている姿勢を指します。
人間の背骨は、上から頸椎、胸椎、腰椎、仙骨にわかれています。
頸椎と腰椎は前弯し、胸椎と仙骨は後弯し、S字カーブを描くようになっています。
しかし、胸椎で後弯が強まってしまうと、背中の丸まりが強くなるため、猫背になってしまいます。
猫背のタイプと症状
首猫背
首が前に傾き、頭が前に出るタイプです。
首や肩まわりの筋肉に負荷がかかりやすく、首こりや肩こり、頭痛を起こしやすいです。
首が前に傾いているため、ストレートネックになってしまうこともあります。
デスクワークやスマホを長時間使用する方に多いです。
背中猫背
背中が丸くなり、背中を伸ばす筋肉がつかえていないタイプです。
背中が丸くなって内臓が圧迫されるため、消化不良や胃のむかつきなどが起こりやすいです。
運動不足や加齢によって筋力が低下している方に起こりやすいといえます。
腰猫背
腰骨のカーブが小さくなり、腰が丸くなるタイプです。
腰に負担がかかりやすいため、慢性腰痛や腸の機能低下を招きやすくなっています。
骨盤まわりのインナーマッスルが低下している方に起こりやすいです。
お腹猫背
腰骨のカーブが強まり、背骨全体がS字カーブを描くようになっているタイプです。
S字猫背や反り腰とも呼ばれています。
腰に負担がかかりやしだけではなく、首が前に出ることで首にも負担がかかりやすいです。
ハイヒールを履くとバランスを取るためにお腹猫背になるため、女性に多いタイプの猫背になります。
猫背の原因
Cause
猫背の原因
Cause
猫背が起こる原因には、さまざまなことが関係しています。
長時間の不良姿勢
長時間座っていると背中が丸くなりやすいです。
とくにデスクワークでは頭が前に倒れる姿勢になるため、首猫背が起こりやすくなります。
生活習慣
猫背が起こるおもな原因は、生活習慣が関係しています。
猫背を引き起こす生活習慣には、次のようなことが挙げられます。
座りすぎ
長時間座っていると背中が丸くなりやすいです。
とくにデスクワークでは頭が前に倒れる姿勢になるため、首猫背が起こりやすくなります。
スマホの使いすぎ
スマホを使用する際には、手元の画面をみるためにうつむき姿勢になり、首猫背になってしまいます。
運動不足
運動不足の場合、筋力が低下してしまいます。
筋力が低下すると正しい姿勢を維持できず、猫背になってしまいます。
日本人の体型
日本人は筋肉量が少なく、平たい体型をしています。
そのため、背中の筋肉がつきにくく、頭を支えるために猫背が起こりやすいとされています。
柔軟性の低下
柔軟性が低下すると正しい姿勢の維持が難しくなります。
とくに肩関節・肩甲骨・股関節・膝関節・足関節の柔軟性が低下すると猫背が起こりやすいです。
精神的な疲れ、ストレス
精神的な疲れやストレスがあると、自信を失って猫背になりやすい傾向にあります。
また、疲労やストレスがあると自律神経が乱れて血流が悪くなるため、筋肉が猫背の状態で硬くなってしまうことも要因の1つだと考えられます。
猫背の類似症状
similar symptoms
猫背の類似症状
similar symptoms
類似症状の例
脊柱の病気
椎間板の一部が本来の位置から飛び出す「頚椎椎間板ヘルニア」や脊柱管が狭くなる「頸部脊柱管狭窄症」などが挙げられます。
上記の病気は神経の圧迫が起きているため、腕から手のしびれをともなう場合もあります。
自律神経失調症
自律神経のバランスが崩れることで起こる、さまざまな症状を指します。
交感神経が優位な状態が続くことで、首や肩のこりを生じる方がいらっしゃいます。
身体の不調が続く際は、一度医療機関や接骨院・整骨院で状態を確認してもらいましょう。
症状に対する施術のご案内
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猫背の対処法
APPROACH
猫背の対処法
APPROACH
猫背は日常の習慣が大きく関係しているため、日頃から猫背のケアをすることが大切です。
また、整骨院・接骨院で猫背を改善しても、意識しないと猫背が再発してしまいます。
猫背が再発しないよう予防しましょう。
イスの座り方を見直す
座り姿勢は猫背になりやすいため、正しい姿勢を心がけましょう。
椅子の後ろまでお尻を引き、あごを引いて背筋を伸ばします。
パソコンの作業環境を見直す
パソコン作業をすると頭が前に出る猫背が起こりやすいため、姿勢を正しやすい環境をつくります。
テーブルと椅子が離れないように近づけ、パソコン画面が目線の高さにくるように椅子やテーブルの高さを調整します。
椅子は膝が約90度になるくらいの高さが理想です。
寝姿勢
仰向けで寝ることで猫背が改善されやすくなります。
S字カーブを保つことができることが寝るときの姿勢としてベストです。
睡眠時間
寝すぎてしまうと筋肉がこり固まるため、猫背がくせづいたままになりやすいです。
睡眠時間は7時間ほどが理想とされています。
歩き方の改善
猫背になってしまわないように、日常の姿勢を見直すことも大切です。
壁に背中をつけて立ったときに、頭・肩・お尻・ふくらはぎ・かかとが壁につく姿勢が理想です。
ストレッチや筋トレ
正しい姿勢の維持には、身体の柔軟性や筋力が必要です。
日頃から全身のストレッチや筋トレを行うようにしましょう。
猫背の予防法
PREVENTION
猫背の予防法
PREVENTION
猫背は一度改善しても、予防を心がけないと再発しやすいです。
日頃から予防していきましょう。
ストレッチ
身体の柔軟性が高ければ、正しい姿勢を維持しやすいです。
日頃からストレッチを行うようにしましょう。
猫背の場合、肩甲骨や胸の筋肉が硬くなりやすいため、これらの部位をしっかり伸ばしてください。
肩甲骨のストレッチ
・両手の手の甲を合わせた状態で、頭上にまっすぐ上げます。
・そこから手の平を内側に向け、ゆっくり肘を曲げて手をおろしていきます。
・この動作を繰り返すことで肩甲骨をストレッチできます。
▼ストレッチ動画
胸のストレッチ法
・壁を右側にした状態で横に立ちます。
・右手を身体の後ろへ持っていくようにして、手の甲を下に向けた状態で小指を肩の高さで壁側につけます。
・身体は左側に向けるようにし、20秒維持します。
・反対側も同様に行います。
▼ストレッチ動画
インナーマッスルを鍛える
インナーマッスルを鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
インナーマッスルは普通の筋トレでは鍛えることができず、体幹トレーニングを行う必要があります。
整骨院・接骨院では、EMSによる手軽な筋トレや日常で行える筋トレ方法を指導しています。
よくある質問
Q&A
よくある質問
Q&A
日頃から姿勢を正すことを意識するだけで猫背は改善されますか?
意識だけで正しい姿勢をずっと維持することは難しいです。
まずは身体のゆがみを整えて、正しい姿勢を維持しやすい状態をつくる必要があります。
猫背が悪化すればどうなりますか?
肩こりや腰痛などの症状が悪化するだけではなく、腰が曲がるなど見た目も大きく変化してしまいます。
猫背によってどんな不調が生じますか?
肩こりや腰痛、頭痛、胃もたれ、便秘、ぽっこりお腹など全身にさまざまな影響が出ます。
猫背は遺伝しますか?
骨格は多少なりとも遺伝することはありますが、猫背が起こる原因の多くは日常の習慣にあります。
子供の猫背を改善するにはどうすればいいですか?
スマホやゲーム、勉強時の姿勢が影響していることが多いです。
スマホやゲームのしすぎに注意し、勉強時の机や椅子の高さの調整など正しい姿勢が維持しやすい環境を作ることが大切です。
子供の猫背も施術を受けられますか?
はい、可能です。
早い段階から施術することで、筋肉や骨も正しい状態で成長させられます。
猫背になっているかどうか確認する方法はありますか?
壁に頭・肩・お尻・ふくらはぎ・かかとをつけて立ちます。
壁に頭がつかない、腰と壁の間に手が入る場合は、猫背の可能性があります。
猫背はどれくらいで改善できますか?
身体の状態によって個人差はありますが、3ヶ月~半年が目安です。
猫背を改善するメリットはありますか?
肩こりや腰痛など不調症状の根本から改善できるため、これまで悩まされていた不調症状が起こりにくくなります。
猫背の施術は保険適用されますか?
症状の出方や身体の状態によって異なるため、まずはご相談ください。