女性の起こる不調症状にはさまざまなものがあり、女性ホルモンと関係しています。

疲れやすい

女性ホルモンが乱れる時期になると、疲れやすさや疲労感を覚える方が増えます。

これは、女性ホルモンの乱れから自律神経が不安定になることが関係しています。

冷え性

冷え性は、血流が行き届いていない箇所に発生します。

男性に比べると女性は冷え性の方が多いです。

とくに足先と手先は心臓から遠いため、血液が届きにくく、冷えやすいです。

肩こり、腰痛

肩こりや腰痛など身体の痛みやこりに悩まされる女性は多いです。

男性よりも女性は筋力が少ないため、身体のコリや痛みが生じやすいといえます。

不眠

寝つきが悪い、夜中に何度も目覚める、朝早く目覚めるなど不眠も女性に多いとされています。

とくに妊娠・出産・更年期の女性に起こりやすい不調症状です。

便秘

男性よりも女性に便秘は多いとされています。

女性は腹筋が弱いことや、ホルモンバランス、出産による骨盤のゆがみなどが関係しています。

イライラ

精神を落ち着かせるホルモンであるセロトニンは、女性ホルモンの減少によって不足します。

そうすると、イライラすることが増えてしまいます。

ホルモンとは

ホルモンとは、身体のさまざまな働きを調節するための情報伝達物質です。

体内のさまざまな器官から分泌され、血液などを通して全身を巡っています。

このホルモンは、男女ともに分泌されています。

女性ホルモンの役割

ホルモン自体は男女ともに分泌されていますが、女性ホルモンは女性特有のホルモンです。

「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンを指します。

エストロゲンは妊娠準備をするためのホルモンで、女性らしさを作り出す役割を担います。

そして、プロゲステロンは妊娠を維持するためのホルモンです。

この2種類のホルモンがバランスを保ち、女性の身体と心に働きかけます。

子宮の壁に良性の腫瘍ができ、月経痛の悪化や月経量の増加が起こります。

女性の子宮の病気でも発症リスクは高いとされています。

子宮の内側を覆っている子宮内膜に似た組織が、子宮以外の場所に発生する病気です。

重い月経痛が起こるだけではなく、不妊症の原因にもなってしまいます。

子宮の入り口に発生するがんで、若年の女性に発症することが多いです。

初期症状は少なく気づかれないことも多いため、ワクチンの接種や婦人科検診が勧められています。

月経の周期が乱れる状態です。

月経期間が短い・長いなどの症状も含まれます。

ストレスや過度のダイエットなどさまざまなことが関係して発生します。

健康で妊娠できる状態にもかかわらず、妊娠できないことを指します。

女性だけではなく、男性側に原因があるケースもあります。

更年期になると生じる不調症状の総称です。

ホルモンバランスが崩れることで自律神経が不安定になり、動悸や発汗、イライラ、抑うつなどさまざまな不調が起こります。

乳房にできるがんで、中高年になると発症率が高まります。

しこりやリンパの腫れなどが生じます。

身体の関節に炎症が起こる病気で、関節の痛みやこわばりが発生します。

自己免疫疾患とされていますが、詳しい原因は解明されていません。